臭い、匂い、香り、
2020年完成。
最近、家の近所にパン屋さんができた。北見でもけっこうな田舎なのに、なかなかの人気で行列ができてる。オープンから1ヶ月ほど経って落ち着いたので、行ってみた。有名なパンがズラリと並んでいて、どうやら委託販売らしい。どれも美味しそうで、名前もよく聞くやつばかり。店内もすごくセンスが良くて、パン屋というよりちょっとした雑貨屋のような雰囲気だった。でも、何故かテンション上がんない(笑)。
理由はよくわからなかったけど、とりあえず少しだけ買って帰った。食べてみたら、やっぱり美味しい。でも、なんかが違う。しばらく考えて気づいた。あのパン屋さん特有の「いい匂い」がなかった。その店では焼いてないから、パン屋なのに、パン屋の購買意欲をそそる「いい香り」がしない。これって、けっこう大事なことなんじゃないかって思った。
最近はSNSが発達して、視覚的な情報はほとんど事前にわかる。いわゆる「映え」ってやつだ。ちょっと文章を添えれば、それが“物語”にもなる。つまり、視覚と文章による聴覚的な補完で、たいていのことは伝わる時代になった。でもね、どう頑張っても…パソコンやスマホからは「匂い」が届かない。
ビニールクロスも漆喰も写真じゃ同じ白い壁
僕は、視覚・聴覚・嗅覚のうち、嗅覚も同じくらい大事だと思ってる。その証拠に、デパ地下だってお祭りの露店だって「匂い」で客を呼ぶし、パン屋の香りだって、味よりも先に買いたくなる衝動を生んでる。
で、思い出したんだよな。僕が建てた家にアフターで行くと、どの家も「同じ匂い」がするってことに。住んでる人も違うし、家の年数もバラバラなのに、玄関を開けた瞬間に「あ、同じだ」ってすぐわかる。なんていうのかな、空気の方向が一緒って感じ。いわゆる住む人ごとの「生活臭」がない。そしてこの経験は僕しか知らない。何故ならエボで建てた家に全部訪問しているのは僕だけだから。普通は、洗剤とか料理、家具やペットの匂いが混ざって、その家独特のニオイって出てくるもんだけど、エボホームの家は、そういう「生活臭」がない。どこも同じ匂いなんだよ。
無垢材や漆喰など自然塗料で包まれた空間は「木」や「土」などの自然素材が、調湿や消臭といった働きをして、空気中のニオイや湿気を吸ったり吐いたりしながら、室内の空気を整えてくれる。そしてエボホームの代名詞の建材「モイス」は特にその効果を強く発揮する。
だから自然素材で構成されたエボの家には「エボの香り」が残ってる。
エボほんより抜粋。
そしてこれは僕だけじゃなくて、住んでる奥さんたちも感じている。「友達が来て、“木の匂いがする!”って驚かれた」「木の香りに酔いしれる」こういう声は、僕にとって最高の評価だ。
カタログにも載らないし、SNSにも映らない。でも、「空気の質」って、良い素材を使っている証拠で家の価値そのものなんだと思う。
そして体に優しく、癒し効果でストレスを軽減する。
と、AIが言ってました。
あ、エボホームは既に家建ててません(笑)