ブレーキングダウン住宅見学会。。。
2012年11月11日完成。
2009年から2階の天井高を2.1mを標準にして、この家以降の建築は全て1階の天井高も2.2mに統一した。
一般的には2.4mだから、全体の容積として10%以上小さくなる。
前年起きた震災対策によるエネルギー問題で最初に取り組んだのは、当時原発が停止しドリームエイト自慢のオール電化が成り立たなくなり、「皆さん!エコキュートにしましょう」って、1度ならず2度騙そうとする電力会社に呆れている真っ最中だった。
そこでまずは容積を減らすことで冷暖房費を減らすと言う事から取り組んだ。
同時に2×6(ツーバイシックス)だった外壁構造も2×8にした。一般的には2×4だから2倍の壁の厚さになった。
震災の経験を活かすため、天井を低くし建物の高さを抑え重心を低くした上、柱を太くしたことで断熱性だけではなく耐震性も飛躍的にバージョンアップした家になった。
この家の事ですんげぇ思い出がある。
それはこの家の見学会での出来事だった。
当時の見学会の様子
(この日記見返したらおもろかった)
創業した当初から見学会はあまりにも入場者が多く、入場に制限をかけるために創業6年目ぐらいから見学会を予約制または入場料を払ってもらう形で開催していた。それはそれで効果もあり、真剣に考えているお客さんを迎えることもできた。
まぁ、しかし、たまにはいいんじゃないかと、軽い気持ちでこの現場の見学会を「見学自由」で開催したら大変なことになった。
いつからか見学会の会場って「学級崩壊化」していたことを知らなくて、70組来たこの見学会では、
2階では子供が走り回り大騒ぎ、、階段では鬼ごっこ。叱らない親。。。。。
ついにキレた。
「うるせーなクソガキ静かにしろ!」
(言葉は悪いですが、当時そう言ったのを覚えている)
静まり返った会場だったが、、、続きがあった。
その子供の祖母(60代派手目な若作り)と思われる人物に
「孫になんて言う事言うの!信じられないわ!」
僕はそいつらの為に大切な施主さんの家をお借りして家を見せていてるのではない。
一生に一度の買い物と真剣に見てきているお客様に対して真剣に向き合っているわけで、そのお客様たちの迷惑になることは許されないことだと思っただけ。
「信じられないわ!」とこっちに聞こえるように言いながら、その3世代家族は帰って行った。
そしてその後会場にいた数組のお客様が、小さく手をたたき拍手をしていた。
その中の1組で「よく言ってくれました。ありがとうございます」と笑顔で言ってくれたお客様が、数年後エボホームで建てることになった。
めでたし、めでたし。
ま、僕も老人になった今と比べりゃ勢いがハンパなかったからなぁ。
見学会のエピソードは数えきれないくらいある。
エボ住宅に住む奥様方が接客する、通称「人妻見学会」では、30そこそこのガキにタメ口聞かれて「お前いくつだ?口の利き方から勉強して来い」って言ったこともある。
今でいうブレーキングダウン状態(笑)
それだからアンチも多かったけど、別にどーーでもいい話(笑)
もう、家の営業してないし、、、
と言う事でemoieが見学会を行います。
僕は一切関係ないので、子供がガンガン走り回らせた上でタメ口でも、笑顔で対応してくれますので、超軽いノリで冷やかし気分で行ってあげてください。
全然お買い上げの必要はありません。無理に買おうとかお考えの必要はありません。
強がりじゃなく本当にそうなんです。
その理由は先日の日記で僕の勝手に作った俗語「コストプッシュ型デマンドプルインフレ」 にあるのですが、説明はまた今度。。