僕の師匠
昨日の夕方から札幌へ。
国の補助金を受けるためにどうしても取らなきゃならない
資格があって渋々行って来た。
補助金に振り回されまいとしながらも、振り回される最近・・・
国の策略にはまっている感じ??
いかんなー・・・
それにしても、どこにいっても雪・・、雪・・、、凄くてビックリ。
北見の雪で多いなんて言ったら、怒られそうだ。
帰りに砂川のラーメン屋さんに、久々寄ってきた。
23年通っているこのラーメン屋さん。。
エボホームを知りたい人がいたら、エボホームに聞くよりも
ここに行ったほうが早いかも。
僕の目指す仕事の形がここにすべてある。
まぁ、まだ半分も追いついていないけど。
カウンターに7席
その後ろには10人ほど座れる待つための長椅子。
凄い怖いオーラを放ち、60歳は軽く超える無愛想なクソばばあが一人で
どんぶり洗いながら、ラーメンを作り、もちろん精算まですべてこなす。
ほんとオーバーじゃなく、まばたき一つの無駄の無い動き。
ありゃ、神業だ!
ばばあの一番嫌いなこと。。
宣伝。
それでも毎日が大行列。
味はともかく旨い!
最後の一滴まで熱くて舌がやけどしそうになるスープが特徴だ。。
通い始めて10年目くらいだったか、
突然声をかけられた。。
ばばあ「あんた、どこから来てるのさ」
おっさん(当時38歳?)「北見からです。」
ばばあ「ふーん」
おっさん「いやさー、、ここのラーメン大好き♪北見にはおいしい店が見つけられなくって。。」
ばばあの顔色変わる。
「あんた!何様!。人様が一生懸命作ったものをそういう風に批評するんじゃない!
せめて、自分の口には合いませんと言いなさい!」
会話終了。。
時が流れ、それでもめげずに通っていたら
少しずつ話もかみ合うようになり、
まぁ、あの店でタメ口で、ばばあと話しているお客さんは僕以外知らないが・・・
数年前。
ラーメンが出来上がり、食べる前に日記用にデジカメを向けたとたん。
ばばあが振り回す激熱で、でかいおたまが目の前をかすめた。
僕の服にはスープが飛ぶ。。
「あんた!余計なことしないで、さっさと食べて帰んなさい!」
この年になると人に怒られることってなかなか無い。
それも激混みの店の中で。
僕は反省した。
最初に話した会話を思い出した。
「あ、、人様の一生懸命作ったものを・・・。。。軽ーい気持ちで、日記で・・・」
いろんな考え方があるでしょうが、
その後僕の日記は食べ物の日記を減らすようにした。
書く時は作った人に敬意を表して、
そして店の名前は出来るだけ、、、
お店の名前・・・忘れたー!!って(笑)
大工さんに素人が
「大工さん。釘打つの上手だねー」って言ったら
大工さんは笑ってありがとうと言えるだろうか?
プロ野球選手に素人が
「キャッチボール上手いねー」って言ったら
喜んでくれるのだろーか?
溢れる情報、インターネットにワイドショーに携帯電話・・・
一億総評論家時代。。
あー、、何言ってるかわかんなくなってきたーーー。。
でも、そんなこと考えながらラーメン完食。
塩大盛、、500円。
高校生から、ねーちゃん、そしてお年寄りまで客層は広い。
砂川の駅前にあります。
「まるとも」っていいます。
ただ、もし行ったとしても真面目に、絶対にエボホームに聞いたとか
言わないでください。
「客が増える」とマジに怒られます。
当然こんなこと書いたのを、ばばあにバレたら、頭からスープかけられそうです。
なので、ここだけの話にしておいてくださいねー
大好きな僕の師匠の話でした。
待っている間に味を決めておくこと。
聞かれてすぐに答えられなかった場合もおそらく汁が飛んでくる。
食べ終わったら速やかに備え付けのウエスでカウンターを拭いてから帰ること。1万円札を会計で出すようなKYは、行かないこと。