一体どんなことしているのか・・・
5年前に建てたおうちに薪ストーブを付ける工事をしています。
薪ストーブの工事は好きなところに
ポンと付けりゃいいかと思いますか、
ちゃんと工事するには、そう簡単にはいきません。
建築のプロじゃないときちんと付けることが出来ません。
今回の工事にも
大工さん
水道屋さん
電気屋さん
左官屋さん
屋根屋さん
塗り壁屋さん
鉄工所
そして
薪ストーブ取り付け工事屋さん
これだけの工事屋さんが関わります。
新築工事と関わる業者さんの数は
ほとんど変わりません。
今回の現場は特に難易度が・・・
テレビがあった場所にストーブを設置します。
そして蓄熱暖房機のあった場所にテレビを置きます。
蓄熱暖房機は予備の暖房機として
念のため残すので違う場所に移動します。
もう、玉突き状態です。
テレビの配線やコンセントなども移設します。
線が露出しないように一度床下に線を下ろして
テレビを移動する場所に配線を移動します。
蓄熱暖房機の配線も同様です。
暖房機やテレビを置く関係上
既存のカウンターを撤去したり
巾を切り詰めたり・・・
それも、お客様の休みに合わせてやるので
一気にやらなければなりません。
左官屋さんがレンガでストーブの台を作っている間に
建物のど真ん中を煙突を通すために
一階の天井、二階の天井、そして屋根と
梁など構造を損なわないように
慎重に考えながらぶち抜いてゆきます。
ちなみに壁にあいている穴は、
テレビの配線やコンセントを外した跡です。
煙突に近いのでインターホンも移設しました。
この穴も全部塞ぎ、塗り壁で補修します。
ビニールクロスだと
3年も経てば同じ柄のものが廃盤になっていますが
塗り壁に廃盤はありませんから、
いつでも直せるところも素敵です。
全国的に単なる「薪ストーブ屋さん」が、
いっぱいありますが、
建築屋さんが薪ストーブ屋さんも
かねているところは非常に少ないです。
建築のプロでさえ難易度高い工事なのに
一体どんな事してストーブをつけているのか???
全く不思議でたまりません。。。