テーブルに蝶々は貼らん
パープルハートの1枚板のテーブル製作。8月はこれでほとんど終わってしまった笑。
パープルハートはオイル塗装だと色が黒く変化して美しさを失うので、UVカットの水性ウレタンで仕上げたが、
艶消しのクリアーは非常に良く仕上がった。
通常なら1枚板の天板の小口割れや傷はこれは味だと言って放置されるか、もしくは写真のような蝶々接ぎ(バタフライキー)で仕上げるが、俺は田舎臭くて蝶々は苦手だ。
いずれも将来の天板の割れの進行や、反りの原因になりやすい。
俺はレジンにパープルハートで研磨した粉を絶妙に混ぜて、それを埋め込んで将来にわたって天板が変わらないように仕上げた。
そして残りの作業はローズウッドで作った脚の塗装をしたり、テーブルと脚を合体するための金物を作ったりしている。
ローズウッドの脚もレジンで割れを埋めて、油分の多い木なのでオイル塗装は避けて同じく水性ウレタンで仕上げる。
まぁ、、こんな手間かけてるテーブル見たことないよ。ていうか普通の家具職人だったら、こういうテクニックは使わないはずだし。
さて、いくらにしたらいいものか・・・(笑)GPTに50万位って言ったら、材料代に毛の生えたような価格で安すぎて話にならんと言われてしまう。