PPP
2013年完成、築12年。。
無茶苦茶かわいい家ですね。僕は顔と建物のイメージが合わないとよく言われます。
皆さんは「PPP」という言葉をご存知ですか?
排水の詰まりを直す薬じゃないよ、ピーピースルーじゃない。PPPとは、同じお金でどれだけ生活できるかを比べるための物差しのこと。
AIに年収の中央値をもとに生活コストを加味した「ざっくりPPP換算」をしてみると、こんな目安が出た。
アメリカ:約680万円
ドイツ:約600万円
イギリス:約570万円
フランス:約540万円
韓国:約450〜500万円
日本(全国):約370〜400万円
東京:400〜430万円
北見:325〜345万円
ここで大切なのは「平均年収」じゃなく「中央値」を使うこと。平均は超富裕層の何億円も混じって歪むからね。中央値の方が実態を表している。
この数値から分かるのは、東京で年収400万円の人と、北見で年収325万円の人が同じような生活水準だということ。
ざっくり言えば、東京で1000万円の生活は北見なら800万円でできるということになる。
さらに言えば、オホーツク管内の食料自給率はカロリーベースで1000%前後。JAところのデータには、なんと2800%なんて数字もあった。
十勝地方だって1000〜1500%はあるだろうけど、あっちは芋ばっかり。オホーツクは畜産も農業も漁業も揃っての1000%。これは日本でも屈指の豊かさだと思う。
PPPはこうした食料事情までは加味していない。だから北見に住んでいれば「食うには困らない」という強みがさらにプラスされる。困るのは燃料費くらいで、オホーツクは木材も豊富。で、、薪ストーブが活躍するわけだけど、僕はもう勧められない(笑)。
ということで、人間にとって大事なのは衣食住。「食」と「住」は北見ではかなり恵まれている。
問題は「医」だろう。病院がどんどん潰れたり廃業している。。全国で見ても2023年時点で医業利益(本業の収支)で 約7割が赤字ということで、北見だけの問題ではないが。。
この問題解決には、日々健康に生きるための習慣や、スイスのように死生観がどれだけ先端的に整っているかで、安心度が変わるのは確かだ。
例えば財政破綻した夕張市。病院がなくなって大変かと思いきや、逆に健康な人が増えたなんてデータもある。つまり「ないからこそ工夫する」ことで街が持つ力が発揮されることもあると思う。
皆さんには余計な話だが僕には重要な、老後の住まいについても東京と比べてみた。
サ高住:北見 219万円/年、東京 380万円/年
グループホーム:北見 115万円/年、東京 150万円/年
特養:全国ほぼ一律、120〜160万円/年
こんな事を見ても都会は大変だ、、、・・
2007年9月能登半島。門前モータースポーツ公園。能登はこの年も大きな地震に見舞われた。
結局のところ、北見って実は過ごしやすい街なんだよね。レーサー時代に全国の旨い物を食い漁ったけど、ほんと北見って飯旨い。余談だけど能登が1番で北見は2番だけど。
ただ、なぜか財政破綻していないのに「財政破綻するかもしれない」とか騒がれたり、外から見ると貧乏臭く思われることもある。会社に例えれば、イニシャルのポテンシャルが高いお陰で収益は上げているのに社員がポンコツ揃い。。。そんな会社ってあるでしょ?北見市もそれに近いのかもしれない。誰がポンコツとは言わないけどさ。
ま、そんな感じ。