えぼかるて
弊社中田大工の作品
左はエボホームのお風呂に使っている「さわら」の木の端材で
作ったテレビリモコン入れ。
僕が作った桧のリモコン入れとは、一味も二味も違います。
写真だとわかり辛いが、細工の上手さも、、、あーーあ、、上手だなーー
右はカリンの木で作った、ポケットティッシュ入れ
カリンの木は重いのでフタの重さで、ちゃんとティシュが取れます。
きちんとカンナのかかったカリンの木に、プラネットカラーで仕上げた
木肌はしっとりスベスベ♪
大工職人と言っても色々なレベルの人がいる。
素人目には、腰袋を下げて地下足袋を履いて現場にいたら
みんな上手な大工職人さんに見えるんじゃないでしょうか・・・
が、、、
実はまともにカンナがけも出来ない大工も
現場にはウヨウヨいるんですよ。
えぼかるて・・・
僕の机のちょうど上には、創立一棟目から現在までに建てた
お家の情報が年度ごとにファイルして保管されている。
(別に同じものをデジタル保管もしています。)
お客様から「家の調子が悪い・・」なんで電話が来ても
すぐに取り出せる場所に置いているわけです。
例えば・・
2004年の引き出しを開けてみましょう。
とあるお家のデータ。
字は汚いのは、勘弁してもらうとして・・
奥の3枚の書類は、1・3・5年の定期点検時に
お客様に気になることや不具合を書いてもらった書類で
手前の書類は、当時の図面を綴じていて、お医者さんのカルテみたいもの、
当時打ち合わせした、色や柄や機種などを書いているだけではなく
1・3・5年の定期点検時に気になったことを書いたり
定期点検以外に、修理等した内容なども書いてある。
さらに訪問時にお子さんやご家族と会話した話題なんかも自由に書く。
お客様の大切なお家を守る為に、とても大切なデータがいっぱい詰まっている。
最近では、「いえかるて」なんて言うシステムもあるらしいが
そんな改まって、これ見よがしなシステムを作らなくたって
これでいいんだと思うんだけどなーーー、、
大体、万一立派なカルテがあったとしても、
まともな医者が将来残っているのだろーーか。
定期点検を済んだ現場は、事務所で一番目立つ場所に一覧表にして
「済」のスタンプを押す。
ただそれだけの、あたり前の作業です。
初めて出会ったその日から、設計・施工そして・・
一番大切なお家のお守り・・
良くても悪くても全部僕が関わる・・・
だから年間5棟が僕の限界です。
出来れば歳も食って来たので
近年3~4棟に減らしたいとマジに思っている。