キッチンはキチンと納めよう。
先日完成したキッチンを納めに来た。
29年前に僕が建てた家で、長年家族の食卓を見守って来たこのキッチンを解体します。当時はショールームのねーちゃんが可愛かったせいで、タカラのホーローキッチンを頻繁に採用していたのですが、ホントタカラのキッチンは丈夫で、どこも壊れていません。ただ。古臭くなったなっただけです。これに比べれば今流行りのMDF製のカラーボックスキッチンはどんなものだろうか。
因みに解体したホーローキッチンは鉄の扱いにもならず、廃棄物処理料だけで約2万円という大変な時代です。
余りにグロかったので写真は載せませんが、お客さんも気づかないほどの微量な排水詰まりが長年発生していたようで、溢れた排水が床下に落ちずににキッチンの下のフローリングに溜まり、キッチンを外した床と壁が真っ黒にカビてました。と言う事で黒カビを除去し、人体に影響のない防カビ材とホウ酸処理をして、防腐、防虫、防カビ処理をした上、念のため建築シートを貼り、その上にベニヤと石膏ボードを貼りやっとキッチンが設置できるようになりました。多分普通なら見て見ないフリするんだろうな(笑)
1日目
電気屋/照明器具撤去
水道屋/給排水機器撤去
ガス屋/コンロ撤去
エボ/キッチン、レンジフード撤去、新しいキッチンキャビネット、レンジフード設置
2日目
タイル屋/天板タイル施工
エボ/朝イチで現場で採寸し吊戸棚を作業場で製作。タイル工事終了後吊戸棚の取り付け
3日目
電気屋/新しい照明器具取付
水道屋/新し水栓機器取付と排水接続
建材屋/キッチンパネル施工
ガス屋/コンロ設置、接続
エボ/アクセサリー取り付けレンジフードダクト接続
ざっくりこんな工程です。当然狭い場所なので業者同士がバッティングしないように時間単位で業者に予定を伝え工事を進めて行きます。
完成しました。素敵ですね。
左の食器棚は5~6年前くらいに僕が再塗装しリメイクしたものです。
天板はウッド調タイル。触らないとタイルとは気が付きません。ロールブラインドもボロボロだったので後日交換することにしました。
扉など面材は超貴重なハードメープル材。。エボにも在庫があと1セット分残っているだけとなりました。
この形のオーバーシンク型のCOMOシンクはこれで最後です。もう全国どこにもありません。まな板は僕がサービスで作りました。
水切りプレートと重ねると天板と同じ高さになるよう調整してあります。
まな板はそこら辺に落ちてた木で僕がサービスで作りました。水切りプレートと重ねると天板と同じ高さになるよう調整してあります。
平成6年から29年の長いお付き合いになりました。これまでもメンテ、リホームなど随分とお世話になって来たわけですが、これからもたくさん僕にお金を使ってくれるとありがたいです(笑)