グレるなグレタになれ。
冬休みの自由研究で
正月明け早々事務所に質問に来た、
エボオーナさんの3年生の娘さんが
まとめた「木とまきストーブ」。
まずは読んで頂きたいです。
僕が薪ストーブを標準装備にしている
大きな理由の一つに、
子供たちに火や資源の大切さを
身をもって体験して欲しかったから
という事がある。
スイッチ一つで全自動の便利な世の中。
ひとつくらいアナログなものが
家にあった方が良い。
そこから家族の会話や団らんが生まれ
本来忘れていた何かを思い出すと考えたから。
短い文章で僕の言ったことを
非常に端的にまとめています。
3年生とは思えない文章力です。
我が家の子供が3年生の時とは大違いだ。
子供にわかるように伝えることは大変だ。
頭でわかっていてもなかなかムズい。
そしてこの時、
他にも様々な質問をされた。
「どうして北見の木で家を建てないのですか?」
それはね、昭和39年の
一回目の東京オリンピックの時に
高度成長期という時代があって、
その時に建物がいっぱい建ったのね。
で、山から木をたくさん切ったのね。
ところが切ったまま放置したら、
雨が降っても木のない山が雨を蓄えないから
洪水とかになって大変だったのね。
そこで林野庁をはじめとする
無責任な大人たちが、
あわてて早く大きく育つ木を
植えまくったのね。
本州では花粉症で有名な杉、
北海道では唐松が
大量に植えられたのね。
植えたことはいいんだけど
木が大きくなったらどうするかを
考えないで植えたちゃった上に
先送りが大好きな当時植えた大人たちは
退職金をがっぽり搾取し
今はアクセルとブレーキを踏み違えたり
お店で訳わかんない暴言吐いたりして
老害になっているの。
で、今も北見の山は荒れたまま
手付かずになっているのね。
北海道で大量に植えた唐松は
建築の構造材には適さない狂いの多い木なの。
薪にするには使いやすいけどね。
今年行われる東京オリンピックの
国立競技場の構造材には集成材と言って、
50年以上も経った太く立派な北海道の唐松と
本州の杉を切り刻んで合い挽きにして
それをして接着剤で張り合わせて
木のハンバーグのようにして
使っているのね。
接着剤で張り合わせることで強度が増すんだとさ。
ただ、エボホームは構造材に接着剤を使用したものは
出来るだけ使用したくないので、
外国から輸入した接着剤を使わない
無垢材を使用して建ててるの。
だから北見の木は使いたいけど使って無いんだよ。
と
言ったって子供に理解されるすべもない。。
「北見の木で作ったらおよそ100万円高くなるの」
と答えておいた(笑)
「なんで遠い外国の木の方が安いの」
それはね・・・
やっぱり同じ時期の高度成長期にね、
貿易摩擦解消のために、
無理やり北米材を買わされることになり、
それと抱き合わせでツーバイフォーという工法が・・・
大人の話は長くなるのでスルー(笑)
薪ストーブや無垢のフローリング
無垢材のキッチンで建てた家に住むことで
木に興味を持ってくれたことは
僕の狙い通りで嬉しい。
薪ストーブは35坪程度の家の屋根全面に
太陽光パネルを付けたのと同じくらい
カーボンニュートラルなのね。
エネルギー問題を調べて
次の宿題の課題にしてね♪
そして日本のグレタちゃんになってください。
温暖化で雪降らないし、
今日の十勝の大会は中止。
ということで半年ぶりに車を動かしてみた。
クラッチ踏んだら、ふくらはぎか攣った。
アクセルとブレーキを踏み違えるよりマシか(笑)
ていうか、
エラソーな事言っても
これじゃね。。
全然エコじゃないし。
どうもすみません。