買うか借りるか、金借りるか大家に貢ぐか(ありがとう)
写真は2020年完成の最後のエボ注文住宅。
この後もオーダはあったのだけどお断りした。大草原の酪農家の家、、建てたかった。
この家の当時の価格が30坪で3050万円。2018年の見積価格だ。
坪100万。。確かにこの年の違う家が、24坪の平屋で2,600万だったから。
そんな感じだったのだろう。
で、、、、、、、、、、、、、
ちょっと試算してみたら仮にこの家を2025年に建てると、
ざっくり低く見積もっても3600万円になることがわかった。
皆さんは、高くなったなぁ。。。って、、思いますか?
僕はそう思っていません。
結論から言うと、、、「まだまだ上がる」と思う、、。。ていうか、まだ上がり始めてもいないと言った方がいいかもね。
いや、むしろ「上げざるを得ない」というのが、正確な表現かもしれない。
僕がこの仕事を始めてから、もう40年近くになる。
でもね、住宅が「値下がりした」なんて時代、正直一度も見たことがない。
確かに、一時的に価格が落ち込んだ局面はあった。僕はリーマンショックも、バブル崩壊も経験しているわけで、だけどそれは、「一時的に止まった」くらいのもので、相場全体が下がったなんて話にはなっていない。むしろ、「横ばい」か「休憩中」。
そしてその後は、またじわじわと値を上げていく感じで、デフレの時代ですら、住宅価格って案外しぶとかった。
いわゆる「失われた30年」の間も、下がるどころか、静かに、確実に、上がり続けてきたけど、その値上がりペースがアメリカやイギリスみたいにドカンと伸びなかっただけ。
「日本の住宅は安くなった」とか思ってる人がいたら、それはもう数字を見てない証拠だ。
で、最近の住宅業界。これがまた深刻なんだよな。。。
まず、職人がいない。
さらに、建築資材の原料や木材など多くが輸入品に頼ってる。円安もあって、木材なんか2018年の2倍しているんだよね。
そしてそこに、これから確実に追い打ちをかけるのが「ホワイト化」
もちろん、週休2日が悪いなんて言わないよ。働き方改革も大事だし、休む権利も守られるべきだと思う。でもこの業界そもそも利益率が悪い。なので利益を確保しないままホワイトぶってる企業は、早晩、ホワイトのまま真っ白に燃え尽きる。
で、、
実際に試算してみた。
建築業界の元請け、仕入れ屋、下請け、職人、すべてが週休2日になったら
なんと、、、
2018年3,050万円の家が!!!!
2025年3600万円になって・・・・
物価上昇率3%を見込んで、更に生産能力が週休2日で落ちてしまい・・・
2028年には。。
ぎゃーーーーーーーー
流石に出フレ脳の人はもういないと思いますが、、
この続きは、、、
次の日記で書きますねーーー。