枯れる、朽ちる、腐る・・・

いやいや、作ったらいつの間にか売れている不思議な小物入れ。
写真の物は色指定のオーダーで作りました。
なんと納期は半年、、、、ごめんなさい。。
箱自体はタモの集成材で製作しましたが、引き出しの扉部分に道産の無垢タモ材を使用し着色しました。
なかなか可愛く作れたと思います。

たまには真面目な建築ネタでも書きますか。。
机の上に床材サンプルを並べて、写真撮りました。奥のサンプルはタモ材とパイン材の無垢フローリング。
手前のサンプルは新築住宅で圧倒的シェアのシートフローリング。
みんなが「ワックスがけ不要、お掃除楽々、最近の家ってキレイだよねー」って言いながら毎日踏んでる床、そのほとんどが左側の「木目ビニールシート貼りフローリング」だ。
木に見えるように作ってあるんだけど正体は、木じゃない。石油で作ったビニールのシールを、接着剤でガチガチに固めた板の上にボンドで貼ってるだけ。
剥がれれば終わり。修理も不可、、貼り替え不可、当然削れない、、やるなら上にもう一枚貼るしかない。
カラーボックスと同じ理屈です。
外に放置したプラスチックのバケツが紫外線でパリパリに割れていくの、見たことあると思う。
あれが高額新築住宅の床の上で起きる。しかも剥がれた下から出てくるのが木くず圧縮しただけの水に弱い代物(MDF)。
これが水気を吸ったら終了。フヤフヤに膨れて、カビて、臭って、腰が抜けて、湿気た煎餅みたいにボロボロになる。俺はこれを「腐る」って呼ぶ。
あたり前だけど無垢材は表面から裏まで全部、「木」。。
傷が付いたら削れる。塗り直せる。時間が経てば色に深みが出て、艶が出て、劣化せず「枯れる」要は熟成する。住む人の生活が刻まれて、ちゃんと「味」になる。
当然オイルやワックスで手入れをすれば「圧倒的に水にも強い」。
たまに似非プロは逆を言う。「ビニールだから水に強く、木だから水に弱い」と。。。これを言うカリスマ住宅営業は勤める住宅会社に洗脳されたか、嘘ついているかのいずれかだ。
新建材は枯れない。まず「朽ちる」。接着と表層の寿命が来たら再生不能。で、朽ちた瞬間から水を拒めなくなって、結果「腐る」。この順番。
そしてな、ここが一番タチ悪い。
新建材は最後、処分に困る。分別できない。燃やしにくい。産廃になる。金払ってゴミにする。結局「やっかいなゴミになる」って意味になっちまう。
木は違う。最後は燃えて熱になる。バイオマスになる。燃やせば二酸化炭素を吐くけど、それは元々、生きてる間に吸ってた分を返すだけ。循環してるだけ。
「お手入れ簡単♪おそうじラクラク♪」
この言葉には気を付けましょう。
ビニール素材を多用しなければ、いい家を作るのは簡単です。
木 柱など骨格
土 珪藻土、漆喰、セメント
石 タイル、陶器(便器も)
鉄 鉄筋、補強金物
ビニールクロス、ビニールフローリング、ビニールキッチン、ビニール洗面、ビニール便器、ビニール扉、ビニール下駄箱、ビニール・・・
ビニールは要りません。

週末は糠平湖へ。
土曜日点火系トラブルで3気筒に、、、
北見に帰って修理完了。
日曜日4時に起きて糠平へ、、
ターボトラブルでただのエコカーに。。
1年に1度乗るか乗らないかだと車も「朽ちる」(笑)
おまけに運転する老人は「枯れた」、、、









