壷割って大損する・・・

キッチン製作が始まりました。
まずは天板の板接ぎから。
今回も使用する木は前回と同じハードメイプルです。
ボーリングのピンや
ホームラン王のバリーボンズ選手の
バットに使用されるなど非常に硬くて丈夫な木です。
削ると甘ーーいホットケーキミックスの香りがします。
メイプルですからあたり前ですが。

我が家の屋根の鉄板を塗り替えます。
建てて28年。25歳のときに建てたおうちです。
お金がなくて小さな家しか建てれませんでしたが、
子供が独立した今では夫婦二人住むには十分な広さです。

外壁は28年間ノーメンテナンスです。
一度も補修、塗り替えをしていません。
我が家の外壁は
ALC板(軽量気泡コンクリート)の外壁材の上に
吹き付けタイル(ボンタイル)を施工し
その上に白い塗料を塗ったものです。

これは現在エボホームの標準施工の
軽量モルタルの外壁材に
アートパレを塗った施工方法と
簡単に言えば同じ感じの施工方法なんです。

まぁ、詳しくは長くなるので書きませんが、
現在の施工法の方が更に技術や材料が進化していて
耐久性は更に増しています。

コスト面ではどうでしょうか？(当社比)
35坪くらいの新築の家の場合で
エボホーム仕様のモルタル工法の外壁は
工事費が約100万円です。
良く見かける鉄板外壁やサイディングだと
同じ条件で工事費が約50万円です。

エボホーム仕様は50万円高いですね。
ただ、ここからが重要です。
エボホーム仕様の外壁は30年程度は
ノーメンテナンスでいけるわけですが、
鉄板外壁もサイディングもおよそ10年に一度
塗装を塗り替えなければなりません。
その時の費用がおよそ70万円くらいかかります。
(屋根は塗らないとして外壁だけ塗ったとして)
要するに10年目で軽く元が取れちゃうのです。

さらに現在のエボホームの標準仕様の屋根は
オークリッジプロ30と言う
アスファルトシングル葺きです。
30年製品保証の付いた優れた屋根材です。
なので屋根の塗り替えなどの必要もありません。
コスト面では同じく35坪ぐらいの新築の家の場合で
エボホーム仕様のアスファルトシングル葺きは
工事費が約60万円
一般的なガルバリウム鋼板葺きの屋根だと
工事費が40万円です。

コスト面では20万円高いですが、
鉄板屋根も10年ごとに塗り替えが必要で、
屋根だけの一度の塗り替えに30万円程度かかりますから、
やはり10年で元が取れるのです。

なので現在のエボホーム仕様のおうちと
一般的な新築住宅とでは、建てるときに
屋根と外壁だけで70万円の差額が出ますが
一般的な住宅は10年建つと100万円の塗り替えコストが
かかるので「コスト的に損」だという
たったそれだけのお話しでしたー

10年ごとに100万円の出費が
死ぬまで続きます。
それを覚悟できるなら、
ご自由に選択くださいませ。

建物の価格は
価格÷耐用年数です。

決して壷で割らないでください　笑