家出しました。探さないでください。相馬町-仙台-苫小牧-厚真-帰宅
本来福島から青森か仙台に行き、函館か小樽で降りて北海道も数日走ろうかと思ったが、、、、車もいつ止まるかわかんないし、、
仙台から苫小牧行きに乗る。乗ろうと思ったら。。。なんと地震(笑)
桟橋の上は嫌だ!乗せてくれー(笑)
大平洋フェリーはレストランも十分広くてバイキングが充実しています。日本海フェリーは夕飯食べる時、乗客が多いと相当並ぶので、レストランオープン20分前位に並んだ方が結果快適に食べられます。さっさと食べて酔い止め飲んで寝る。
良く寝ました。あと少しで苫小牧港です。
出かける時に持った一冊の本。この程度の本なら斜めに読めば2時間かからないで読めますが、今回は移動中などコツコツ一文字ずつ大切に読んで読み終えました。
三國氏の自叙伝「三流シェフ」
北海道増毛(ましけ)を中学卒業と同時に札幌グランドホテルに皿洗いで入ってからの料理人としての人生を生々しく綴ってある本。
そしてコロナ禍でも変わらず予約が取れない大繁盛、全国に13店舗165人の従業員を雇い大成功を収めてる中、昨年12月で37年続いた「オテル.ドゥ.ミクニ」を閉店した。ミシュランの星を持たない彼の事を「無冠の帝王」と揶揄する人もいるが、彼自身「三流シェフ」と自分を言って喜んでる。
フランス大使やあらゆる著名人がミシュランに彼の店に星を付けるよう手を尽くす度、「星が付くと困る」と本人はヒヤヒヤしたらしい。
俺もほんの少しだけ彼の気持ちがわかる年になった気がする。ミシュランの星を付けない事が彼の価値、そしてお客様にどれだけ喜ばれるかだけに価値を見出す姿勢は素敵です。
彼の人生の第二幕はカウンター8席ほどの店を豊洲に出して自分の為に料理をするんだとさ。
この本を読んで感じたことは、彼はお金にとらわれることなくここまで来たんだと思う。金なんて無くても金以上に価値のある腕がある。憧れるわ〜
業界の人は知っているけど昔から僕の口癖は「自分は三流工務店」(笑)
最後の2ページを何度も読み返した。
さて陸に降ります。
おいしいコーヒーが飲みたくて厚真町でランチ休憩。
ということでボチボチ家に帰りました。あーあ、もっと家出していたかった。全然全く足りません。
今度はJeepでタマゴを引っ張って数か月家出しようと思います。
皆さん最後までお付き合いありがとうございました。
おわり。