作るより直す方が数倍ムズい

市内２カ所でリフォーム工事中。
リフォームのコストのかける優先順位。
1、耐震補強
2、劣化対策
3、断熱改修
4、見た目
の順番だ。
予算がなければ見た目は諦めて
基本性能を重視した工事のみ行うことになる。

でも、、どうだろう？
どう見ても見た目重視の
リフォームがが多いのでは。。。

30年以上経験のある僕自身、
自分の携わった家以外をリフォームするのは
今回が初めてだ。
なぜ初めてかというと
人様の建てたものを直す自信が無かったから。
まぁ、そろそろ何とかやれる気がして
今回初の挑戦である。
新築と違いリフォームは技術と経験がないと
とてもじゃないが出来たものじゃない。

いや、、逆に
大した現場を知らない人たちのほうが
度胸良く出来るのかもな。。

築36年のおうち。

外壁側の壁。
(和室の畳をはぐったところ)

床と壁の取り合いが寒い。
(青い部分が温度が低い)

室内側の間仕切りも。。

在来工法は間仕切り部分に
床下からの冷気が入りやすい。
断熱材をこの上に敷いて
床を一段高くすることにする。

屋根裏。
構造自体は非常に良い状態だ。
が・・断熱材がたった100ミリ・・・
この上に300ミリ断熱材を吹き込むこととした。

お風呂もぶっ壊す。
およそ大体浴室を壊せば
土台と柱の下の方は腐って無くなっている。
でもそのままコソッと何もせずに
ユニットバスを交換するなんて
結構日常的に行われているのが現状。
出来てしまえばわかんないし。

この家はすこぶる優秀だ。
土台も柱も全く問題なし。
問題があれば土台と柱を
交換することになるわけで
とんでもなく手間暇がかかる。

ともかくリフォームは難しい。
ある程度は壊す前から予測できるが
100パーセントの予測はできない。
だから予算には余裕を付けて
工事をする必要性がある。

「安く、安く」
「まけろ、まけろ」と
業者に連呼して工事を頼めば
臭いものには蓋をされるのは確実でしょうねー

手抜きに気が付いた5年後・・
保証も無い
ヘタすりゃ施工した業者が無い・・・

新築はどうしても無理で
中古住宅じゃないと手が届かない場合でも
リフォーム済みの物件を買うよりも
技術のある信頼できるビルダーと
リフォーム前の物件を探す方が安全。

ただ、、
プロがまともにきちんと直した場合の
見積もりを見て新築とそんな変わんない事に
ビックリすることになる場合が
多くなるとは思いますが・・・

まぁ、当たり前ですが
車も本妻も旦那も
新しい方が良いに決まってますねーー♪