間接キッス　うふ♪

一番天辺の棟木が取り付きました。
在来工法なら「上棟式」を行う日ですね。
昔は暦で日のいい日を調べ、
工程をあわせて棟木を取り付けたものです。
今じゃ土用期間にだって平気で地鎮祭やって
経営者が日記で自慢する時代です。
棟木が上がる日は残念ながら僕自身も気にしなくなりました。
まぁ、外国からやって来た枠組み壁工法ですから♪
たまたま今日はいい日でしたよー

一日模型屋さんを。
２棟建てました　笑
これに敷地の高低差など現場で計ったものを元に土地を再現し
現場で撮影した敷地の動画や写真と合わせて
外構計画や近隣の様子などを想像します。
平面ではわからないことに気がつくこと多いですよー

2013年施工。
例えばこのおうちは敷地に対して３０度斜めに建てました。
キッチンの窓から見える景色は緑と山ですね。

上のキッチンの同じ窓です。
もし敷地と平行に建ててたら、キッチンからこんな景色を
毎日見るハメになります。
相手の家からも「みられてるんじゃねーか」と不安がられてるかも。。

2011年施工
階段ホールの窓です。
よく見かける階段窓は部屋の窓じゃないからと
小さい曇りガラス入れていますよね。
でも、こんな景色があるとわかれば、
透明ガラスにしてサイズも大きめに！

2010年施工
二階ホールの北側にでっかいピクチャー！
ここまで来ると言うまでもありません。
この建物の分譲地に建てれば、同じ景色がもれなく付いてくるのに
こんな風に建ててるのはエボだけです。

夕方照明器具の専業メーカーのセミナーに行って来た。
まぁ、どれもセミナーなんてもの、相手の売りたい都合で話すんだから
行かなくてもぜんぜんいいし、大体まず行かない。
自慢話を聞きに来たんじゃない貴方は私をどうしたいのーー♪。
ただ、ここのセミナーは面白い。
高木っていうおっさんが２時間超毒舌漫談を繰り広げるのだ。
バカ、アホ、マヌケ、死んでしまえに、辞めてしまえ
来ていた若い設計者は、いや、、なーーーんも考えないで
ろくに現場にも行かずマウスとダブルクリックで設計している
方々には耳の痛い話しばかり。
ちなみにおっさんは、自分に都合の悪い部分の人の話は全く耳に入らないので関係なし。

僕の思う照明器具。
明かりと言うものは主張せず出しゃばらず、
そっと寄り添っているもの。。
が、、しかし
もし無くなれば生きて行くことも出来ない。
そう、本妻みたいものだ　笑

間接照明っていうわけのわかんないことを流行らせようと必死のようだが、
確かに最近のピカピカビニール工業製品だらけのおうちでは、
直接照らすと気持ち悪いくらいピカピカとビニール扉やビニールフローリングが
不気味に反射するから、そういう意味ではいいかもしれない。
たださー、天井間接照明とか、僕のようなセンスのないおっさんがやれば、
連れ込み宿(最近はファッションホテルと言うらしい)みたいになると思うし、
大体、天井にゴミとホコリの溜まり場を誘発するだけと思う。
だから絶対やらない、、、
エボホームは工業ピカピカビニール製品使ってないから、
間接キッスより直接キッスのほうが気持いいしさーーー
ていうかエボのおうちは天井高さが一階2.2メートル二階2.1メートル・・・
出来ない・・・

この前完成した素敵なおうちの写真です。
みなさん。。
まず、何に目が行きますか?
まず薪ストーブでしょうね、次にレンガ、次に窓のカフェカーテン
昼間なら窓の外の景色、次にかわいらしいテレビ台、
光の反射しない無垢材のフローリング・・・・
最後のほうに６個ついた１個3600円の照明器具じゃないでしょうか。。
そんなモンです。
勿論ですが
照明屋は一番に照明に目が行くし
家電屋はテレビに目が行くし
家具屋はソファに目が行く。。

あくまで消費者目線での話しですよ。

照明が家の中で目立ってはいけません。
ただ、、
目立たず、主張せず、それでいてセンス良く。。。
それがそれが難しいんだよなーーーー。。。

だから難しい間接キッスより直接です。
気持ちいいし・・・

今年６月完成。
模型を作り考えれば、外構計画も立てやすいです。
この外灯。間接キッスのメーカー製品で
前から付けたかったんだ！

が、、しかし数年前に廃盤になっていた。
どうして最近は素敵な器具がどんどん廃盤になるのか?
無理やり全国に３台あったうち2台を購入し取り付けた。
照明が凄く存在感を出していますね。
やるときゃこのくらい気持悪く建てたいものです。。。

それにしても最近はどの照明メーカーも
クソ面白くもないデザインの器具ばかり
一体どうなってしまったのかなーー・・・