スマホで検索しても正しい初動は出てないよ。
屋根工事。風も強く勾配も急で大変だ。
今じゃ見かけなくなりつつある三角屋根。職人さんには頭が下がります。同情するけどお金はこれ以上出せないです(笑)
10年前の今日。僕は東京ビックサイトの住宅系のイベントに来ていた。そしてこの現場でも使っている防犯カメラのセミナーブースを見ててそれは起こった。。勝手に南海トラフと思い込み、もう、ホントマジ死ぬんだと思いました。
とりあえず津波とかバカは高い所が好きという事もあり、上階へ上階へ逃げた。当然電気で動くエスカレーターなんてものは信用できず、階段でひたすら登った。登っている最中に並走しているエスカレーターが余りに大量な人が乗った重さのせいで、急に逆回転して人が下で重なっていのが見えた。
そして上に登って海を見た。波は静かだった。下には大量の人・・・、、、上にいた誰かが下に向かって叫んだ。「そこにいたら津波来るぞ！」写真の下の人たちこの後パニくっていた。
少し高い所で様子を見て落ち着いたところで、りんかい線の駅へ行った。駅の扉は鍵をかけて締まり、外には人、人・・そして雨が降って来た。すぐに諦めて近くのホテルへ避難しホテルの廊下で野宿を決定した。初動が少しずつ早いせいでホテル内のコンビニで買い物も普通に出来た。20分後にはコンビニには長蛇の列。1時間後には商品棚は空だった。福岡のマナー講師のねーちゃんがたをナンパしてホテルの廊下で酒盛り合コン(笑)楽しい夜だった(笑)
翌日、電車の始発の時間より早かったけど、5時頃駅に行ったら駅の扉の鍵が外れていて誰も居ない駅から改札してホームに行ったら誰も乗っていない電車が来た。不思議だったけど乗ったら普通に有楽町で降りることが出来た。あとで聞いた話だとビックサイトの駅はこの後一夜を明かした人でごった返し、駅はもう一度封鎖したらしい。
ま、何事も無く北見に予定通り帰ってきた。そしてその後の僕の家を作る価値が変わった。原発は動かないし電気は高くなる。北電から「これからはエコキュートの時代です」と原発の反省は微塵もないKYなDMが会社に来たり、太陽光の電気を高く買い取りますから屋根にパネルを付けましょう。など色んな業者が訪ねてきた。彼らは冷静さを失ったまま今に至っているのかもしれない。僕は震災後の家づくりでは、少しだけ不便でも少しだけ時計の針を戻すことにした。北海道の冬期間の4割の電気を暖房に使用している事を知り、電気を一切使わない薪ストーブを標準にしたり、その他色々災害の時のシェルターに家がなるように考えた。そして今日に至る。ま、色々言いたいことがあるけど未だ平和ボケの家づくりが多いけどホントに良いのかと心から思う。
