参加型注文住宅

今日はキッチン作りをしましたー。
キッチン作りのメインイベントのシンク前のタオル掛け兼取っ手。
反り鉋を駆使して内側も綺麗に削る。

なかなか癖のある鉋だけど
使い慣れると作業が非常にスムースに進む。

で、
切り取ったパーツとかキッチンの扉とかは
今日から弟子入りしたおねいちゃんに、サンドペーパーをかけさせる。

結構やる気のある弟子で気合も入っているようだ。
そりゃそうだ、自分の住む家なんだから。。

そう、弟子は施主さんの奥さんなんですよー♪

いくらお客さんでも、作業場に一歩足を踏み入れれば
立場的に僕は師匠だから、
白く見えるものも黒といわれたら「黒」

まぁ、和気藹々で面白い☆

数千万にもなるマイホームの工事は
ちょっとした公共事業に匹敵する。
ただ、住宅の場合、その発注者は個人であり役所ではない。

なのに通常の建築現場では発注者は「蚊帳の外」である。
現場に施主が現れると・・・
「お客さん来たぞー、、余計なこと言うなよー」
そんな感じである。
遅くまで営業マンと和気藹々とプランを作り夢を語ったあの日・・・
でも現場が始まれば、いや・・契約しちゃえばこっちのもの。
さっさと作り、さっさとお金を集金し・・・さようなら。。

家族で旅行に行くにしても、いや、お洋服一着買うにしても
カタログ見て、ネットで調べて、あーだこーだ話し合って・・・、、妄想して・・
お金を使うことは楽しいことである。
数千円のお金を、いや数百円の雑貨を買うのだって楽しい。。

だとすると、何千万もするマイホームを手に入れるわけだから
何万倍も楽しんで欲しい。
そのお手伝いをすることが僕の役目だ。

いまや、一億ブロガー時代。
最近ネットとかで、日を追うごとにつのる不信感に
家作りを苦しみにしているお客さんの日記を見かける。

何千万もお金使って、苦しんでいる施主。。。
あー、、もったいない。

まぁ、そんな感じ。

弟子が削りだした、バー取っ手。
毎日触る部分だから、愛着も更に沸くだろうなー

作業場でキッチンや洗面台を作る作業は
裁縫やパッチワークや、、なんていうか手芸みたい感覚と似ていると思う。
多分、多くの女性が覚えるとハマるだろーなー。

実際、夏の木工教室も女性の応募が圧倒的に多いし。。

キッチンは塗装前の状態まで完成。
来週、弟子には塗装をしてもらう。

本物の木をふんだんに使うエボホームのおうちでは、
サンドペーパーと塗装の技術を覚えてもらえば
住んだ後のメンテナンスも楽になる。

帰りがけに弟子が、以前エボホームで建てた姉に
「作業場でキッチン作りのお手伝いしたんだー」と
自慢すると言っていた。

まぁ、僕としては少しでも楽しんでもらえれば、それで幸せです☆